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近づきがたい暗さが漂っていた。夜目で見てもガラスが割れているのは分かったし、壁にはスプレーで落書きがされている。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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廃墟・廃屋・瓦礫の山
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前後の文章を含んだ引用
......。 これは引退したパチンコ店というよりは、現役の廃墟と呼んだほうがいいんじゃないかな、と久遠は思った。明かりのないパチンコ店は片側二車線の広い通り沿いにあった。近づきがたい暗さが漂っていた。夜目で見てもガラスが割れているのは分かったし、壁にはスプレーで落書きがされている。 車を停めた。広々とした駐車場にはほかには小さめのバンが停まっているだけだった。 響野が、持ってきた黒い手袋をはめながら、久遠にも同じものを手渡す。「指紋を残さ......
単語の意味
夜目・夜眼(よめ)
夜目・夜眼・・・夜、暗い中でものを見ること。また、夜、ものを見る目。
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(縁の下)土台柱は、みんな白蟻が蝕 ったように腐っていた。建ってから一世紀以上は経っている
吉川英治 / 銀河まつり
(使われていないマンション)おおきなお墓
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
古自動車の解体された残骸が、近代の戦場のような無残な姿をさらす
レイモンド チャンドラー / 湖中の女 amazon
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もとの家老とかの屋敷を買い入れて、そのまま開業したという話だが、なるほど見かけからしていかめしい構えだ。家老の屋敷が料理屋になるのは、陣羽織を縫い直して、胴着にするようなものだ。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
うす明るい空にそむいて、羅生門 の高い甍 が、寂然 と大路を見おろしているばかり
芥川龍之介 / 偸盗
自宅は豪華と言えるものでもなかった。どちらかと言えば地味で、町内に埋もれてしまうタイプの一軒家だった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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