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(缶詰が)船の傾斜に沿って、機械の下や荷物の間に、光りながら円るく転んで行った。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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転がる(ころころ回りながら進む)
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前後の文章を含んだ引用
......、額を軽くたたいていた。一寸すると、そのまま横倒しに後へ倒れてしまった。その時、側に積 さなっていた罐詰の空罐がひどく音をたてて、学生の倒れた上に崩れ落ちた。それが船の傾斜に沿って、機械の下や荷物の間に、光りながら円るく転んで行った。仲間が周章てて学生をハッチに連れて行こうとした。それが丁度、監督が口笛を吹きながら工場に下りてきたのと、会った。ひょいと見てとると、 「誰が仕事を離れったんだ!......
単語の意味
沿う・添う・副う(そう)
沿う・添う・副う・・・1.(「沿う」と書いて)長い線状のものの近くを離れずに平行に進む。つたっていく。
2.(「沿う」「添う」「副う」と書いて)期待されるところから外れない状態を保つ。ある基準から離れないようにする。
2.(「沿う」「添う」「副う」と書いて)期待されるところから外れない状態を保つ。ある基準から離れないようにする。
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緑の幕を突き抜けるみたいに、ついに千年杉は斜面をすべり終え、獣道から広場へ飛びだした。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
(缶詰が)船の傾斜に沿って、機械の下や荷物の間に、光りながら円るく転んで行った。
小林多喜二 / 蟹工船
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電話が切れた。 僕はまたしばらく受話器を眺めてから、それを下に置いた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
電話は、唐突に切れた。一方的に切られたあと、耳に残る音が嫌だ。ツーツーと無機質に響く。拒否とか否定とか、あたしの一番苦手なものを連想させる。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
雨のようなしぶき
林芙美子 / 新版 放浪記
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