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鋼鉄のような弾性で撓 ない踊りながら、風を揺りおろして
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:10% 作品を確認(青空文庫)
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草木のざわめき
曲がる・しなる・湾曲する
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前後の文章を含んだ引用
......に滲 み込んだ不思議な影の痕 を撫でるのであった。彼は毎日それが消えてしまうまでの時間を空虚な心で窓を展いていた。 展望の北隅を支えている樫 の並樹は、ある日は、その鋼鉄のような弾性で撓 ない踊りながら、風を揺りおろして来た。容貌をかえた低地にはカサコソと枯葉が骸骨 の踊りを鳴らした。 そんなとき蒼桐の影は今にも消されそうにも見えた。もう日向とは思えないそこに、気のせいほどの影が......
単語の意味
撓む(たわむ)
撓る・撓う(しなる・しなう)
撓む・・・まっすぐのものが力を加えられて、そり曲がった状態になる。
撓る・撓う・・・1.弾力があるため、折れずに、そり曲がった状態になる。撓む(たわむ)。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
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