おとなしく庭の隅にかたまって羊の群 が雪に逢ったように控 えている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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おとなしい(静かで穏やか)
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前後の文章を含んだ引用
......えておきますが……どうも困ったもので……なぜ君等は垣などを乗り越すのか」 さすがに生徒は生徒である、倫理の先生に向っては一言 もないと見えて何とも云うものはない。おとなしく庭の隅にかたまって羊の群 が雪に逢ったように控 えている。 「丸 が這入 るのも仕方がないでしょう。こうして学校の隣りに住んでいる以上は、時々はボールも飛んで来ましょう。しかし……あまり乱暴ですからな。仮令 垣を乗り越えるに......
単語の意味
羊(ひつじ)
羊・・・ウシ科の哺乳動物。ヤギに似た、中型の大人しい家畜。らせん形の角がある。毛は灰白色で、柔らかくて巻き縮む。性質は臆病で、集団をつくって生活する。毛は毛織物の原料で、肉は食用。
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いつもは真由とふざけてばかりいるるりかも、今は蓋を閉じられたオルゴールのように大人しい。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
借り猫のようなおとなしさ
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
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声低く濃霧のかなたでせせら笑われているように朦朧とする
開高 健 / 地球はグラスのふちを回る amazon
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