淡泊だけど力強い味。味の密度が詰んでいるから味わい深い

雪のような美しい身で、味は淡泊のうちに、滋味が深い

淡白な味

口に含んでも、味がぼやけてはっきりしない

白身の魚だが、脂が適度にあって、その身は絹のよう

煮付けたブヨブヨの縁側をご飯と一緒に堪能する

（河豚のみりん干し）河豚ふぐ のみりん干しは私の大好物である。飴色に 透けているのを電熱器であぶり、表面にいくらか焦げめがつくまで焼く。それをちぎって食べると、日本酒にも洋酒にもよくあう。 　ただ東京のデパートあたりで買った品物はどうかすると身が薄く、しかもいくら嚙んでもゴムのように歯切れがわるい。やはり原料となる河豚そのもののよしあしが、加工後の味わいにずいぶんと影響するもののようだ。

黒ゴマの粒を一つ置いたような愛らしい白魚の目。食べてしまう己が憎らしいとさえ感じる。

刺身にヒラメのような弾力はなく、繊維感もなく、いくぶんサクサクした歯触り

２本の黄色いあごひげが特徴的