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カサッとシイツが鳴るような音がしても、神経質になっている伸子はぎくりとして耳をそばだてた。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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神経質・心配性な性格
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前後の文章を含んだ引用
......夜まで止った。病人の寝台の左右に黙って永いあいだ腰かけていることがある。熟睡した病人のところから忍び足で次の間に来、沈黙勝ちに茶を飲むこともある。そのような時、カサッとシイツが鳴るような音がしても、神経質になっている伸子はぎくりとして耳をそばだてた。佃はすぐ彼女の心持を察したらしく、席を立ち爪立って境のカーテンの間からそっと病人を覗いた。またそっとカーテンを元通りに閉じながら、彼は頭を横に振る。伸子は病人が......
単語の意味
欹てる・側てる(そばだてる)
欹てる・側てる・・・1.一方の端を高さを上げる。そびえたたせる。
2.目や耳などを、一つの方向に神経を集中させる。
2.目や耳などを、一つの方向に神経を集中させる。
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神経質・心配性な性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
性質は念に念を入れる神経質の実際家
夢野久作 / ドグラ・マグラ
富山のほうは 頰 のあたりを強ばらせ、いかにも神経質な印象である。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
彼は神経過敏な人間が、はっとして目がさめるように、意識がすぐに家庭の破壊のことに走った。彼は自分ながらノイローゼになっていると思った。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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自分の周囲に見えない垣根を張り巡らす
落合 恵子 / 夏草の女たち amazon
(他人に物を教えるのが上手)私は自分自身に対してよりは他人に対する方がずっと我慢づよいし、自分自身に対するよりは他人に対する方が物事の良い面を引き出しやすいの。私はそういうタイプの人間なのよ。マッチ箱のわきについているザラザラしたやつみたいな存在なのよ。要するに。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
体の芯まで腐ってるのよ。あの美しい皮膚を一枚はいだら中身は全部腐肉なのよ。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
交際の狭い、無口な人間
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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