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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(うどんを)食べている途中から、身体が温まったせいかまた涙が溢れ出てくる。俯くと鼻腔にまで流れ込んで喉がふさがってしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
伯母はずっと泣いていたが、一度も涙を拭おうとしなかった。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
貞世はその膝 に突っ伏してすすり上げすすり上げ可憐 な背中に波を打たした。
有島武郎 / 或る女
人間は、心の中で震える小さな弱い何かをきっと持っていて、たまに泣いたりしてケアしてあげたほうが、きっといいのだろう。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
夏目漱石 / 吾輩は猫である
黒い腕を皮癬病 みのようにぼりぼり掻 く。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
それは嵐のような拍手を惹 き起した。
小林多喜二 / 蟹工船
バネ仕掛けの人形のように楽しく体を踊らせる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
やがてすすり泣きが聞こえてきた。最初それが彼の口から聞こえているとは気付かず、部屋のどこかで壊れたオルゴールが鳴っているのかと錯覚したほどだった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
やがてその長く切れた二重瞼の間に、すきとおった水玉がにじみ現われはじめた。それが見る見るうちに大きい露の珠 になって、長い睫毛にまつわって、キラキラと光って、あなやと思ううちにハラハラと左右へ流れ落ちた……
夢野久作 / ドグラ・マグラ
女の涙腺は蛇口と同じ
宮部 みゆき / とり残されて amazon
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