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認知症には進行はあっても、回復はない。そう言われている。前にしか進まない歯車のようなものだ。
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認知症・アルツハイマー病
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認知症・アルツハイマー病の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(認知症患者は、)自分が差し出した人差し指を、まるで場違いな不思議なものでも見るようにぼんやりと眺めた
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
お祖母さんは勝子の名前を、その当時もう女学校へ上っていたはずの信子の名と、よく呼び違えた。《…略…》まだ信子を知らなかった峻には、お祖母さんが呼び違えるたびごとに、信子という名を持った十四五の娘が頭に親しく想像された。
梶井基次郎 / 城のある町にて
最後の最後の時には、みなさん人間として一番純粋な部分だけを残して、あとは空白になってしまうんですね。性別とか個性とか社会的地位とか、他人から自分を区別する要素なんて無意味になるんですよ。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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こうして車を飛ばした日のことや、この半年で会った人たちのことや、起こった出来事について断片的に思った。 その断片は、記憶を無くした時の空間のようにこころもとない断片ではなく、やはり詩みたいに、美しいフレーズみたいにきら、きらと日本の緑と夏の海辺に舞うのだった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
記憶のデーターバンクにしまいこまれ、永遠に保存される。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
小さなしずくがゆっくり落ちていくのを、気が遠くなるような気持ちで眺めていても、やはりいつかは袋が空になって、薄紅色の血液が管を逆流し始める。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
今は、はやく退院して新宿行って、中村屋のカレー食べたいな、とか和田門のステーキかな、とかうきうきして外出のことばっかり考えてるけど。《…略…》普段の生活がすごーい、すばらしい幸福に満ちあふれているように思えたりして。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
熱のために目が幾らかくぼんでいる。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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