右側の窓ぎわには楕円形の三面鏡があり、それが少しぞんざいに閉めてあるので、隙間からのぞく鏡の稜角(りょうかく)が氷のようだ。
三島 由紀夫 / 午後の曳航 作品を確認(amazon)
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鏡・ミラー
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壁の鏡はまるでさっき出土されたもののようにどんより曇っている。
吉本ばなな / 哀しい予感 amazon
私の顔が二重に写っている鏡の底
林芙美子 / 新版 放浪記
元来鏡というものは気味の悪いものである。深夜蝋燭 を立てて、広い部屋のなかで一人鏡を覗 き込むにはよほどの勇気がいるそうだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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長い竹竿が、小皿の上に箸を置いた感じに転がっていた。
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
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