きれいな淡いグリーンに見とれる
この表現が分類されたカテゴリ
かき氷
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
淡い(あわい)
見とれる(みとれる)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
見とれる・・・あるものに心引かれて、ぼーっと見る。素敵なものに我を忘れて見入る。「見惚れる・見蕩れる」とも書く。
ここに意味を表示
かき氷の味、おいしさを伝える表現・描写(和菓子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
かき氷がテーブルに到着すると、まずその全容を慈愛のこもった目でひとわたり見回す。 見回したあと、シャジを用心深く抜き取り、氷の頂上を、叱るがごとく、さとすがごとく、いつくしむがごとく、ペンペンと軽くたたく。ついでに周辺もペンペンとたたく。 山盛りのかき氷は、ともすればテーブルの上にハラハラとこぼれ落ちようとする。この剝離、崩落を防止するために、最初のペンペンは欠かすことのできない作業なのである。 このあとは、頂上から攻める人と、山の中腹にトンネルを掘って掘り進む人に分かれる。 頂上から攻める人は性格の明るい人が多く、トンネルを掘る人は暗い人が多かったようだ。 おばさんが因業でない店では、氷をかく前にツユを一ヒシャク底のところに入れておいてくれる。 トンネルを掘る人は、途中でこの〝地下水〟に突きあたり、嬉しく、懐かしく、シャクシャクと氷を突き混ぜたりしてありがたくいただいた。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
大きな氷のカタマリをかき氷の機械の台の上にヨッコラショとのせる。 手でハンドルをタテに回すと、どういう仕掛けかタテの回転運動はヨコの回転運動に変わり、氷がシャキシャキとけずられ、台の下に置かれたグラスの上に少しずつ降りつもっていく。 降りつもって円錐形に盛りあがっていくのを、固唾をのんで見守ったものだった。盛りあがったところに、おばさんは小さな鉄のヒシャクでイチゴ水を一杯だけしゃくってかけてくれる。かき氷のツユは、いつだって足りたことがない。いつも少ないツユをやりくりして、時にはツユの全然かかってない部分を味気なく食べたりして何とかしのいでいた。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「和菓子」カテゴリからランダム5
饅頭屋の簀の子(すのこ)の上で、綿のように脹らんでいる饅頭
横光 利一 / 蠅 amazon
同じカテゴリの表現一覧
和菓子 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ