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狭い庭に雑然と植わっている本は茂り放題に茂って、長いこと床屋に行かない頭のようになった。
小沼 丹 / 枯葉「小沼丹全集〈第3巻〉」に収録 作品を確認(amazon)
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樹木・木々
庭・縁側・ベランダ
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単語の意味
雑然(ざつぜん)
茂り・繁り(しげり)
雑然・・・いろいろなものが交じり合って整ってないさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。
茂り・繁り・・・草木がたくさん育って、葉や枝が集まっていること。また、その場所。
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樹木・木々の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
木の幹が白い大蛇のように伸びる
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
散る古葉が、萌黄っぽい緑に悉(ことごと)くふり落され、なにか羽の抜け変った大きな鳥のようにうっそうと若やいだその樫の老樹
野上 弥生子 / 哀しき少年「野上弥生子短篇集 (岩波文庫)」に収録 amazon
灌木が地を這うように所々に群がり
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
天を摩するほどの大木
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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庭・縁側・ベランダの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(夕方の縁側)日の光はずいぶん弱くなり、木々の影が長く我々の足もとにまでのびていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
ベランダに揺れる花々。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
縁側に立ったまま、明るい初夏の日差しのさしこむ我が家の狭い庭を眺めてみた。眺めたからといって心がなごむような庭ではない。一日のうちほんの少しの時間しか日が差さないから土はいつも黒く湿っているし、植木といっても隅の方に二株か三株ぱっとしないアジサイがあるだけだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
立派なガーデン・チェアと陶製のテーブルが並んだ庭
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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「室内のようす」カテゴリからランダム5
表口の 硝子 戸が明々と光を道に投げている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
天をかぎる巨木が青葉の波濤をつくる
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
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