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明るい筈の家庭内が陰気にしめりかえり、ぬるぬるとした蛇穴のようなむれ気が家内の隅々にたちこもっていて、すがすがした爽やかさはみじんも感じられない。
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑―他六篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 作品を確認(amazon)
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雰囲気が悪い・重苦しい空気
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単語の意味
家内(かない)
陰気(いんき)
家内・・・妻。家族以外の人に対して、自分の妻をいうときに使う言葉。
陰気・・・気分や天気などが、スッキリしない。明るくなく、ドンヨリしている。⇔陽気。
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氷室のように湿っぽく暗く冷たい家
山本 周五郎 / やぶからし amazon
煤けた傘を伏せたような家の中
水上 勉 / 越前竹人形 (1980年) amazon
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雰囲気が悪い・重苦しい空気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
そのぴりぴりとした独特の空気に、まだ肌が慣れていない。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
家の中に強くこわばった人間がうろついているだけで、空気が張りつめて影響を受けるのだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
空気が濃く重くドロリと液体化して、生温かい糊のようにねばねばと皮膚にまといつく
中島 敦 / 環礁 ——ミクロネシヤ巡島記抄—— amazon
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「雰囲気・空気」カテゴリからランダム5
暗い店内には不穏な雰囲気が充満していた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
相撲の稽古が、いっさいの感傷を拒否するすがすがしさに満ちている
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
みんな笑った。楽しかった。家族が好きだった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「家・建物」カテゴリからランダム5
西洋館が角地面 を吾物顔 に占領している。この主人もこの西洋館のごとく傲慢 に構えているんだろうと、門を這入 ってその建築を眺 めて見たがただ人を威圧しようと、二階作りが無意味に突っ立っている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
古い学生寮だ。鉄筋コンクリート三階建ての質素なデザインで、決して大きくはない。くすんだ窓ガラスやカーテンの黄ばみやひびの入った外壁の様子から、その古さが伝わってくる。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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