光が消えるの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
遠くの灯はフッと一時に消えた。まるで今見たことが夢だったかのように。
中島 敦 / 李陵 amazon
薄暗い光がさらに薄くなり、懐中電灯の灯が命でも尽きるように弱々しく輝いてスーッと消えた
阿刀田高 / ミッドナイト物語 amazon
車のライトがねずみのように桟橋から失せる
伊集院静 / チヌの月「三年坂」に収録 amazon
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「光と影」カテゴリからランダム5
影法師が行灯(あんどん)の紙に途方もなく大きく映る
中 勘助 / 銀の匙 amazon
(真っ暗で恐い)冗談抜きで恐いのだ。丸裸にされたような気がする。嫌な気分だ。暗い暗黒は暴力の粒子を僕のまわりに漂わせている。そして僕はそれがうみへびのように音もなくするすると近寄ってくるのを見ることさえできないのだ。救いようのない無力感が僕を支配している。体中の毛穴という毛穴が直に暗闇に曝されているような気がする。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
木々の影が更紗のようにさざめいて
三島由紀夫 / 花ざかりの森 amazon
夜霞に光を奪われた明かりが、シミのようにぽつんぽつんと闇の中に浮いている
内田百閒 / 烏「冥途」に収録 amazon
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