国旗が微風にあおられて青空の中に動いていた。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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はためく・翻る
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前後の文章を含んだ引用
......幾日の荒々しい海路からここに来て見ると、さすがにそこには人間の隠れ場らしい静かさがあった。 岸の奥まった所に白い壁の小さな家屋が見られた。そのかたわらには英国の国旗が微風にあおられて青空の中に動いていた。「あれが検疫官のいる所なのだ」そう思った意識の活動が始まるや否や、葉子の頭は始めて生まれ代わったようにはっきりとなって行った。そして頭がはっきりして来るとともに......
単語の意味
青空(あおぞら)
青空・・・1.青く晴れた空。雲のない青い空。青く澄んで見える空。碧空。蒼天。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
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風が彼のオーバーの裾をはたいた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
長い髪が、ふるえる肩のところで吹きすさぶ強い春風にさらされて踊っていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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風が絹のように音をたてて流れてくる。
林芙美子 / 新版 放浪記
ただ涼しい風がそよそよと鬢 の毛をそよがして通るのを快いと思っていた。
有島武郎 / 或る女
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