雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。
梶井基次郎 / 路上 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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富士山
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前後の文章を含んだ引用
......人と市中へ出るのでいつもの阪 を登った。 「ここを登りつめた空地ね、あすこから富士がよく見えたんだよ」と自分は言った。 富士がよく見えたのも立春までであった。午前は雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。夕方になって陽がかなたへ傾くと、富士も丹沢山も一様の影絵を、茜 の空に写すのであった。 ――吾々 は「扇を倒 にした形」だとか「摺鉢 を伏せたような形」だとかあまり富士......
単語の意味
被・被衣(かずき・かつぎ)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
被・被衣・・・武家時代、身分のある婦人が外出する際に頭からかぶった衣服。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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