TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 頭の中が真っ白・茫然自失
まるで電池が抜けた玩具のような様子
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
頭の中が真っ白・茫然自失
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......男の口に貼る。「雪子さん」隣に立つ祥子が、まるでブティックで偶然会ったかのように手を振っていた。能天気という点ではこの夫婦は似ているな、と成瀬は思う。 雪子は、まるで電池が抜けた玩具のような様子だった。「銃をくれ」言っても、雪子はすぐに反応しない。しばらくして、はっとしたかのように顔を上げた。そのままゆっくりと拳銃を成瀬に戻してきた。「さあ、ゆっくりと......
ここに意味を表示
頭の中が真っ白・茫然自失の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
時計の刻むような音が頭の中でする。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
頭の中身が、すとん、と音を立てて、ごっそりと抜け落ちたような感覚になる。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
(姉が自殺して)放心状態で。何が何やらわけがわからなくて。体の中の何かが死んでしまったみたいに。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
すっと気持が白く閉ざされる。部屋も酒田も遠のいて、空洞になった意識に何か生々しいものが噴出してくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
考えごとをしようかと思ったが、考えるべきことをひとつとして思いつけなかった。《…略…》頭がまとまった何かを考えることを拒否しているらしい。頭の芯にもつれた糸のようなかたまりがある。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
かすかに、何かが引っかかった。見たことのある、笑顔。そして、感じたことのある痛い感触が私の反応としてあった。でも、何だかはわからなかった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ