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それからの記憶が、まるで前世の記憶みたいに遠くぼやけている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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前後の文章を含んだ引用
......のだ。新幹線と特急を乗り継いで岐阜まで行き、ローカル線沿いの土地を目的もなく歩き回った。そうだ、国道沿いにぽつんと建っていたラーメン屋に入ったんだ。それから……それからの記憶が、まるで前世の記憶みたいに遠くぼやけている。けんかでもしたのだろうか、俺だけが、二人とは別行動を取ったことはなんとなく覚えている。一人でどこかの山に登り、そこで夜を明かし、翌日一人で東京に戻ったのだ。 そ......
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
仙波の顔もおばちゃんの顔も、思いうかばない。ただ、二人の印象だけはふしぎなくらい鮮やかに 甦った。
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
幻灯のなかの光景のようにぼんやりした記憶
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
風景が時の襞(ひだ)に吸い込まれた風化する
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
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(時々思い出す)何か本当の忘却というのではないが、池のおもてに張った薄氷のような忘却が、まず朝子の悲しみの記憶を覆った。この氷は稀に破れた。しかし一夜にしてまた同じ水面を覆い隠した。
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
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