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トロッコの枕木につまずいて、巴投 げにでもされたように、レールの上にたたきつけられて、又気を失ってしまった。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:5% 作品を確認(青空文庫)
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ころぶ・転倒する
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......ないか! 彼は何を思ったのか、手を振ったり、わめいたりして、無茶苦茶に坑道を走り出した。何度ものめったり、坑木に額を打ちつけた。全身ドロと血まみれになった。途中、トロッコの枕木につまずいて、巴投 げにでもされたように、レールの上にたたきつけられて、又気を失ってしまった。 その事を聞いていた若い漁夫は、 「さあ、ここだってそう大して変らないが……」と云った。 彼は坑夫独特な、まばゆいような、黄色ッぽく艶 のない眼差 を漁夫の上に......
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ころぶ・転倒するの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
土俵につんのめった相撲取りのように他愛ない姿
獅子 文六 / てんやわんや amazon
雪だるまのようになって転げこんできた。
阿部 知二 / 冬の宿 amazon
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暗い入り口があれば、猫がどうしても中をのぞき込まずにはいられないのと同じ(ようにどうしても惹きつけられる)
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
学生寮は果てしもなく絶対的な地点に向かって変性しているのです。今はその途中です。変性にはしばらくの時間が必要なのです。スイッチを切り換えるような訳にはいきません。学生寮の空気はどんどんゆがんでいます。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
はやてに吹 かれた木の葉のように、からだを斜 めにして逃 げ出しました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
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