有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:61% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
罪悪感・後ろめたい・良心の呵責
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......まる満足を見いだそうとしていたのだ。精神も肉体もはなはだしく病に虫ばまれた葉子は抱擁によっての有頂天 な歓楽を味わう資格を失ってからかなり久しかった。そこにはただ地獄 のような呵責 があるばかりだった。すべてが終わってから葉子に残るものは、嘔吐 を催すような肉体の苦痛と、しいて自分を忘我に誘おうともがきながら、それが裏切られて無益に終わった、......
単語の意味
呵責(かしゃく)
呵責・・・責め立ててること。厳しく叱ること。悪い行いを非難すること。かせき。
ここに意味を表示
罪悪感・後ろめたい・良心の呵責の表現・描写・類語(悔やむのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「呵責」の言葉を使った後悔の表現(悔やむのカテゴリ)の一覧 ランダム5
今、戸田のほしいものは呵責だった。胸の烈しい痛みだった。心を引き裂くような後悔の念だった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
針を呑むような呵責の哀しみ
嘉村 礒多 / 業苦 amazon
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
「悔やむ」カテゴリからランダム5
轢かれた猫の死体を放って帰るような、後ろめたさを感じながら、その場を後にした。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
実母との別れ以来流したことのなかった大粒の涙が、次から次へとあふれ出てきた。たまりにたまった悔しさが 堰 を切って涙に変わっていく。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
悔やむ の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ