蛾が巨大な群集が光をめぐっているように、花が翅(はね)を広げて灯に透かされる
伊藤 整 / 青春 作品を確認(amazon)
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花
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単語の意味
蛾(が・ひひる・ひむし)
蛾・・・鱗翅目(りんしもく[=ガやチョウなど])の昆虫のうち、蝶以外のものを総称。止まった時の羽が水平になる、口先がらせん状になっていないなどで蝶と区別する。ただし、生物学的には明確な違いはない。主に夜活動する。きわめて種類が多く、日本だけで5000種ほどいる。「ひひる」「ひむし」はガの古称。特に、蚕(かいこ)のものをいう。
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(くちなし)白磁のような花
丹羽 文雄 / 顔 amazon
燃えるような彼岸花が咲いていた
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
黄楊(つげ)の木の二三本に霰のようなこまかい白い花がいっぱいに咲いている。
田村 俊子 / 木乃伊の口紅 amazon
遠眼には油絵の具を流しこんだような黄一色の菜の花も、寄ってみると思いがけず疎らかな痩せた幹と花
檀 一雄 / リツ子・その愛 amazon
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北海道特有の巨大な白樺だ。近所の歯医者の玄関わきにまにあわせにはえているようなちゃちな白樺じゃない。四頭の熊が同時に爪を研げそうなほどどっしりとした白樺だ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
看護婦達に、彼は山野の清冽な幻想を振り撒いてやるために、そっと百合の花束を匂い袋のように沈めて
横光 利一 / 花園の思想 amazon
風が吹くたびに枝が揺れて、花粉が黄色い霧みたいにバサーッ、バサーッと
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
斜交(はすか)いに杭を打ったような枝々
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
芒が馬の 鬣 のように、頂上まで 匍 い上っていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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