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可愛いさかりの嬰児 は、この寂寥 な家を、急に明るくした。
吉川英治 / 野槌の百 ページ位置:54% 作品を確認(青空文庫)
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赤ちゃん・赤ん坊
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前後の文章を含んだ引用
......った。 のみならず、母は、百が家へ連れこんだ子もちの女を、初めは、疑惑の眼で見ていたらしいが、いつか、打解けて、 「百の嫁だったら」 などと、つぶやいた。 それに可愛いさかりの嬰児 は、この寂寥 な家を、急に明るくした。ほんとの孫のように、おしげは愛した。 茶うけの草餅を、仕事場のふいごの側へ運んで来た時、 「百や――」と、おしげは、そこにしゃがんで、 「お稲さんは、ご亭主があるの......
単語の意味
寂寥(せきりょう)
嬰児(えいじ)
緑児・嬰児(みどりご・りょくじ)
寂寥・・・人気がなくて、寂しい感じ。心が満たされず寂しい感じ。寂寞。
嬰児・・・生まれたばかりの赤ん坊。1、2歳くらいの子供。
緑児・嬰児・・・生まれて間もない子供。赤ん坊。「緑」は「新芽のようにみずみずしい」ことを意味する。
女性の美しい黒髪を意味する「緑の黒髪」も同じ意味で「緑」が使われている。
「緑児」を「みどりご」と読む場合は「嬰児」とも書く。
女性の美しい黒髪を意味する「緑の黒髪」も同じ意味で「緑」が使われている。
「緑児」を「みどりご」と読む場合は「嬰児」とも書く。
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(赤ん坊は)手首や肘や膝の関節には、そっと押し広げてみないではいられない気持にさせる、二重三重の柔らかい輪っかができ、手足はまるで世界の大きさを測るように、始終伸び縮みしている。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
たまゆらの青春を、苦しみや悩みを蹴とばしながら、大らかな生きぬく
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
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