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バスが発車した。 がくん、と止まる度にムッとするのは自分がくたびれている証拠である。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:75% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
乗り物が揺れる
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前後の文章を含んだ引用
......かビルの向こうへ消えてゆくのを、吊り革につかまった手にもたれかかるようにして見つめていた。 まだ若い月が、そうっと空を渡ってゆこうとしているのが目に止まった時、バスが発車した。 がくん、と止まる度にムッとするのは自分がくたびれている証拠である。何度もムッとしながらもふと外を見ると、遠くの空に飛行船が浮かんでいた。 風を押して、ゆっくりと移動してゆく。 私は嬉しくなって、じっと見つめていた。小さなライト......
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
道端でもかまわないすぐ横になりたいような疲労が来る。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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乗り物が揺れるの表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(小舟の上で)海月 みたいに、ふわふわとうごく、無数の女の顔
吉川英治 / 無宿人国記
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「嫌い」カテゴリからランダム5
最初は居心地よく感じられたアパートメントも、趣味の悪い田舎じみた部屋のように見えてくる。いろんなものが最初の輝きを失っていく。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
今にも咳が飛出しそうな長い、太い溜息を吐 いた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
ぱっくり開いた(顔の)傷口のようすは、たとえば地底旅行をしているようなもので、普段見慣れたおのれの顔の下にひそんでいる異界の光景だ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
今、生まれたすり傷がいちめん赤く染まっていてくらっとした。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
親が子を生むように思っているが、親なんてものは、ほんの仮の宿だよ。
山本 有三 / 波 amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
成田から南まわりの飛行機に乗り、バンコックで一度給油してクウェートに着いた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
逆風なのに巧みに帆を操りながら進む船
塩野 七生 / ロードス島攻防記 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
紙を拡げて投げた軽さで埃がおさまる
新田 次郎 / 縦走路 amazon
まるで蛸が自分の足を喰うような話で、穴を埋めながら他方にまた新しい穴をあけているのですが、当座のやりくりだけはつく、そういう方法です。
石川 達三 / 神坂四郎の犯罪 (1958年) amazon
五本の指に藻 がもつれた糸のようにからまって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
吉川英治 / 増長天王
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