池の上をさらさらと風が渡って
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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微風・そよ風
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......かろうと考えて見た。別にこれという分別 も出ない。しばらくして泣いたら書生がまた迎に来てくれるかと考え付いた。ニャー、ニャーと試みにやって見たが誰も来ない。そのうち池の上をさらさらと風が渡って日が暮れかかる。腹が非常に減って来た。泣きたくても声が出ない。仕方がない、何でもよいから食物 のある所まであるこうと決心をしてそろりそろりと池を左 りに廻り始めた。......
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吹きゆく風のささやき
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
冷々した風が音もなく萱の穂を動かす程度に吹いていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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