海が暮れ方の紫紺の水平線を長く曳(ひ)く
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) 作品を確認(amazon)
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夕方の海
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単語の意味
暮れ方(くれがた)
紫紺・紫根(しこん)
暮れ方・・・1.太陽が沈んで外が暗くなるころ。夕方。⇔明け方。
2.季節や年が終わるころ。
2.季節や年が終わるころ。
紫紺・紫根・・・紫がかった紺色(こんいろ[=濃い藍色])。暗い紫色。天皇即位の礼の幡(ばん)や、春の高校野球の優勝旗の色で用いられ、尊(とうと)ばれる色。名前の「紫根」は紫根染めに使う植物の根。
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夕方の海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
海の上は少し墨汁 を加えた牛乳のようにぼんやり暮れ残って
有島武郎 / 生まれいずる悩み
朱を流しながら灼熱の太陽をどっぷり飲み込んでいく海
宮尾登美子 / 楊梅 amazon
海に出ると、夕陽が落ちかかり赤い波の絨毯が敷かれる
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
退いてゆく前の波に腰を砕かれて泡立つ時、その音は、夥しい水泡の破裂音を束ねて一挙に膨らむ。盛り上がり、そのまま湾曲する海岸線にぶつかってくる。
高樹のぶ子 / その細き道(追い風) amazon
チューブから搾ってなすり付けたようなプルシャン・ブルーの、真冬の、陽に輝いた海
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon
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