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惜し気もなく散る彼岸桜ひがんざくらを誘うて、さっと吹き込む風
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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桜が散る
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......うにない。吾輩は大戦の前に一と休養を要する。  主人の勝手には引窓がない。座敷なら欄間らんまと云うような所が幅一尺ほど切り抜かれて夏冬吹き通しに引窓の代理を勤めている。惜し気もなく散る彼岸桜ひがんざくらを誘うて、さっと吹き込む風に驚ろいて眼をますと、朧月おぼろづきさえいつのに差してか、へっついの影は斜めに揚板あげいたの上にかかる。寝過ごしはせぬかと二三度耳を振って家内の容子ようすうかがうと、しんとして昨夜のごとく......
単語の意味
惜しげ(おしげ)
彼岸桜(ひがんざくら)
惜しげ・・・惜しむ気持ち。
彼岸桜・・・春の彼岸のころに、他の桜よりも早く開花する。
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