釣合のとれない不安
芥川龍之介 / 芋粥 ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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不安になる
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......が、それも、かう陶然としてゐれば、少しも苦にならない。万事が、京都の自分の曹司 にゐた時と比べれば、雲泥の相違である。が、それにも係はらず、我五位の心には、何となく釣合のとれない不安があつた。第一、時間のたつて行くのが、待遠い。しかもそれと同時に、夜の明けると云ふ事が、――芋粥を食ふ時になると云ふ事が、さう早く、来てはならないやうな心もちが......
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不安になるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
またおかしなことを言ってしまったかと、差し込むような不安を覚えた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
息のつまりそうだった不安
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
何か本能が、不安を絶叫している。
宮本百合子 / 伸子
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「不安」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その確信に近い堅固な思いの中に、細い 罅(ひび) のようになって不安が走り抜けていくのを自分でもどうすることもできなくなった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
後から冷水のかかるのを待つ様な不安に襲われながら
正木不如丘 / 行路難
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豚のように自分の吐いた汚物の中に顔を埋めて
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
その団子っ鼻がぴくぴく動くのは心配が顔面神経に伝 って、反射作用のごとく無意識に活動するのである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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