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センベイは、もう三カ月以上も前から缶の中に入っているから、明らかにしけっている。一つ割ってみると、パリッと割れないでミシミシと割れる。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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......っきりダメ」という時期がなかなかこないからよけいやっかいである。 どの家庭でも、食べかけのセンベイの袋が、輪ゴムをかけられて缶の中に入っているはずである。 このセンベイは、もう三カ月以上も前から缶の中に入っているから、明らかにしけっている。一つ割ってみると、パリッと割れないでミシミシと割れる。 こういうセンベイは、もはや食べる気がしない。将来も絶対に食べることはないであろう。 しかし、食べて食べられないことはないというところが、センベイの泣きどころで......
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前歯でガリリッとかんで、舌の上へ運ぶまでに、めためたになってしまふやうでは駄目なのである。舌の上でぴりッと醤油の味がして、焼いたかうばしさがそれに加はつて、しばらくしてゐる中に、その醤油がだんだんにあまくなる。そして噛んでゐる間にすべてがとけて舌の上にはたゞ甘味だけが残るやうでなくてはいけない。
子母沢 寛 / 日本一塩煎餅 石川毅「味覚極楽 (中公文庫BIBLIO)」に収録 amazon
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歌の意味に合わせてマサコさんはゆっくりと波の形をその細い腕で作った。私はそこが急に静かな砂浜に変わったのを感じた。波が寄せてくる。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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