心はきっと野獣のようにさらにすさんでいた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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やけくそ・自暴自棄
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前後の文章を含んだ引用
......混乱、そしてそのあとに続く死滅と同然の倦怠 疲労。人間が有する生命力をどん底からためし試みるそういう虐待が日に二度も三度も繰り返された。そうしてそのあとでは倉地の心はきっと野獣のようにさらにすさんでいた。葉子は不快きわまる病理的の憂鬱 に襲われた。静かに鈍く生命を脅かす腰部の痛み、二匹の小魔 が肉と骨との間にはいり込んで、肉を肩にあてて骨を踏んばって、うんと力任せに......
単語の意味
荒む(すさむ)
荒む・・・1.精神的に追い込まれた結果、絶望と不安から無気力になったり、どうでもいいという気持ちになったりする。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
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心はきっと野獣のようにさらにすさんでいた。
有島武郎 / 或る女
(自嘲)自嘲の笑みが浮かんでくる。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
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