停車し、ドアが開ききるのももどかしく、俺は電車から駆け出す。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:88% 作品を確認(amazon)
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急ぐ
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前後の文章を含んだ引用
......を見る。減速しつつある窓の外を、ホームに立つたくさんの人が流れていく。 突然、全身が総毛立った。 すこし遅れて、彼女だ、と思った。 ホームに彼女が立っていた。 停車し、ドアが開ききるのももどかしく、俺は電車から駆け出す。体ごと回すようにしてホーム中に視線を走らせる。何人かの乗客が俺を不審げに見たまま通り過ぎていき、俺はようやく冷静になる。 別に探している人なんて誰もいないのだ。......
単語の意味
もどかしい
もどかしい・・・物事が進展しそうなのに進展しない状況が続いて、イライラする。じれったい。
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ずっと昔に死んでしまった時間の断片
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
早く結果が知りたい。一刻も早く名簿を調べたいのだが、彼の前には、乗車前と列車中と都合十六時間の長い時間が意地悪く拒んでいた。《…略…》焦燥と、睡眠の十六時間がようやくに経過した。緩慢な、もどかしい経過であった。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
下痢したニワトリみてーに急いでいる
荒木 飛呂彦 / STEEL BALL RUN vol.15―ジョジョの奇妙な冒険Part7 amazon
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