海底の牛が啼くような鈍い汽笛
武田 泰淳 / 風媒花 作品を確認(amazon)
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汽笛
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単語の意味
汽笛(きてき)
牛(うし)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
牛・・・ウシ科の哺乳動物の総称。古来より、耕作などの労働力としても使われる重要な家畜。体は頑丈で頭に二本の角を持ち、尾は細い。草などを食い反芻(はんすう)する。和牛は黒色のものが多く、朝鮮牛は赤褐色で小形。肉・乳は食用、皮・骨・角などでもさまざま作られる。
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汽笛の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
海底の牛が啼くような鈍い汽笛
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
開けっ放した窓からしばしば汽笛が悪魔のように入ってくる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
汽笛が乳色の朝靄を縫うようにして長々と響きわたる
久間 十義 / ヤポニカ・タペストリー amazon
あくびでもするかのように間の抜けた汽笛をば太く鈍く響かせるばかり
永井荷風 / ふらんす物語 amazon
音のあいまいな霧がひろがるように、遠い汽笛がおぼろげに伝わってくる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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掃き浄めた朝の座敷で幽寂閑雅な気分に浸る。
岡本かの子 / 東海道五十三次
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村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
ル、ルン。 黒い電話機がベルを鳴らした。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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