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窓の外には静かな夜が舞い降りていた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
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夜のしじま(静けさ)
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前後の文章を含んだ引用
......ーツだった。わたしはそれでジャムを作ることにした。 全部の皮をむき、実を房から取り出すのはなかなか骨の折れる作業だった。姉と義兄は中華料理を食べに外出していた。窓の外には静かな夜が舞い降りていた。包丁と鍋がぶつかったり、グレープフルーツが転がったり、わたしが咳をしたりするほかには、何の音も聞こえなかった。 指先に果汁が染み込んでべとついていた。キッチンの......
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夜のしじま(静けさ)の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ただ静かすぎる夜中だった。墓場みたいに、荒涼とした空気だけがあった。夢からさめた惨めな空間の 残骸 があった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
遠くで犬が鳴いている他には、何の音も聞こえない。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
どこの家もしんとして赤子の泣く声が時おり聞こえるばかりだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
凛とした静けさは、星のない重たげな空全体に広がり
季良枝 / 由煕 amazon
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傾いた十月の 陽 が赤松の影を長く延ばし、影が芝の黄ばんだ緑と重って、紫の 斑点 を浮き上らせてくる
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
煤を流したような夜の暗さ
芥川 竜之介 / 蜜柑 amazon
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