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薄暗い茫洋とした世界を生命力のかたまりになって、ただがむしゃらに転がりまわっている十代
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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元気・生き生きしている
十代
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前後の文章を含んだ引用
......らい、絃と共に暮らし始めたころまではまだ私は十代だったのです。実年齢のほかにも人間にはべつの年齢があり、それを精神年齢などと呼びますが、二十三歳まで私は自分が、薄暗い茫洋とした世界を生命力のかたまりになって、ただがむしゃらに転がりまわっている十代の感覚でいました。それから絃と暮らす三年のあいだにちょっとずつ十代じゃなくなり、いま二十六歳で二十代とも三十代ともちがう変な場所に迷い込んでいます。生命力のかた......
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うずうずするほどな活力を感じさせた。
有島武郎 / 或る女
(生命力がある)圭子のような女は、つないだ綱の長さが許す範囲の草は、毒草といわず薬草といわず食って食って成長しようとする、動物のような生活力をもっていた。
平林 たい子 / 鬼子母神「筑摩現代文学大系 (41) 平林たい子・円地文子集 地底の歌 こういう女 嘲る 盲中国兵 鬼子母神 私は生きる 花散里 ひもじい月日 くろい紫陽花 男のほね 妖 二世の縁 他」に収録 amazon
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もう十日あまりも銀杏返しをもたせているので、頭の地がかゆくて仕方がない。
林芙美子 / 新版 放浪記
はるかな海を見つめている2 人並んだ後姿の様子は、どこかしょんぼりと、どうしてか毅然としていて、飼主を待つ犬のようだった。
吉本 ばなな / TUGUMI(つぐみ) amazon
ひっそりとした群衆が三々五々、影絵のように闇の中に散り始める
福永 武彦 / 草の花 amazon
まるで月光の滴りでも落してやるかのように病人の口の中へその水の滴を落してやった。
横光 利一 / 時間 amazon
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蟹のように泡を吹いている、生まれたばかりの赤ん坊
丸谷 才一 / 年の残り amazon
キョトンと子犬めいた顔
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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