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如露を動かすと、水滴がひろがって土に落ちるとき、軟かい清らかな粒の揃った音がした。すがすがしい土の香が立つ。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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液体をかける・液体をそそぐ
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前後の文章を含んだ引用
......まわりは、建増しの時地肌を荒されたので、乾きようがひどかった。雨に打たれることのない庇の下など、土は黄粉きなこのようにポクポクであった。いくらでも水を吸った。さっさと如露を動かすと、水滴がひろがって土に落ちるとき、軟かい清らかな粒の揃った音がした。すがすがしい土の香が立つ。伸子は段々あとじさりながら、一心に撒いていた。  障子が開いて、佃が顔を出した。彼は、しばらく黙って伸子のすることを見ていたが、 「それはじきすむの」 と云った。 「じ......
単語の意味
香(こう)
土(つち)
清清しい・清々しい(すがすがしい)
・・・かいでいい匂いがするもの。いい匂いがする物質(香料)を練り固めたもの。火をつけて煙を立ちのぼらせて、香りをたたせるもの。ねり香。お香。
・・・岩石と有機物が混じって細かい粉末状になったもの。有機物は、生物の死骸およびその腐敗物、微生物などから構成されている。砂(有機物が含まれない)とは違い、植物が育ちやすい。
清清しい・清々しい・・・1.爽やかで気持ちがいい。さっぱりしている。
2.ためらいがない。思い切りがいい。
3.物事が滞りなく進む。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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春の水の如く、ドブドブとソースをかけて
サトウ ハチロー / 夢多き街「夢多き街―抒情詩と随筆 (1947年) (詩と随筆叢書〈第6冊〉)」に収録 amazon関連カテソース液体をかける・液体をそそぐ
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