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治郎吉との話をけろりと、忘れッ放して
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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前後の文章を含んだ引用
......、お世辞が、うまくなったな」 「いえ、まだちっとも、商売 に馴れませんで」 「さ、荷を下ろして、そこへ掛けな。馴れねえ商売ってものは、気づかれのするもんだ」と仁吉は、治郎吉との話をけろりと、忘れッ放して――「元結もきれたから貰いてえし、ほかにも、ちょっと話があるんだが、このお客様のすむまで、しばらく待ってくんな」 「はい。ごゆっくり」 と、お喜乃は元結箱を下ろし......
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(記憶喪失)まるでアンドロイドの壊れた記憶回路のように、 あひるの子の刷り込みみたいに、 頭を打って目覚めて、初めての記憶はこの人だった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
つかみどころがなくぼやけていく記憶の頼りなさ
川端 康成 / 雪国 amazon
ついさっきまで洗いながら考えていたことが、シャボンの泡が音もなく割れたみたいに、どうしても思い出せなくなる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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その声は今でも耳の奥に響いている。
阿刀田 高 / ゴルフ事始め「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
私はそんなことさっぱり覚えていなかった。別人の話かと思ったくらいだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
(彼女の)視線はわたしをすり抜けて、過去の時間をなぞっているように見えた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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