TOP > 人物表現 > 呼吸 > 咳をする・咽ぶ・喉が鳴る
けへんけへん噎 せながら
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
咳をする・咽ぶ・喉が鳴る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......面目に来られちゃ挨拶 に困りますねえ」 と、冗談らしく云って、この問題の討議打切りを宣告した。 かの女が、ほのかに匂 っているオレンジに塗られたブランデーの揮発性に、けへんけへん噎 せながら、デザートのスザンヌを小さいフォークで喰 べていると、むす子がのそっと立ち上って握手をして迎える気配がした。かの女が振り向くと、さっきの片頬 だけで笑う娘が靠 れ框 の......
ここに意味を表示
咳をする・咽ぶ・喉が鳴るの表現・描写・類語(呼吸のカテゴリ)の一覧 ランダム5
机にうつぶし泣いているような、哀しい咳
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
咳払いとも何か云おうとする前ぶれともとれる噎 び声
宮本百合子 / 伸子
口をつぐんでいつもの咳をしはじめる。最初はケホン、ケホン、と軽く喉を震わすように、やがて肺全体から吐き出される濁った音をためらいもなく車両の内部に 撒き散らして、たいして苦しげでもない放心した顔つきで宙を見つめながら、いつ終わるともなく咳き込んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
小さなげっぷを喉の奥でせき止める
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「呼吸」カテゴリからランダム5
乙松にまっしろな毒を吐きかけたような気がして、仙次は手袋で口を 被った。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
犬のように男の匂いを嗅ぎ分ける
石川 達三 / 独りきりの世界 amazon
胸いっぱいの感動を吐きだすように、未明の空をふり仰いで大きく息を吐く
山本 周五郎 / やぶからし amazon
同じカテゴリの表現一覧
呼吸 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ