一瞬ひらめいて消えた火のような痛快味にしか過ぎない
岡本かの子 / 河明り ページ位置:31% 作品を確認(青空文庫)
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爽快・すっきり・清々しい気分
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前後の文章を含んだ引用
......の」 それから、口の中の少しの飯粒も苦いもののように、懐紙を取出して吐き出した。 私は、この娘がそういうものになって暴れるときの壮観をちょっと想像したが、それも一瞬ひらめいて消えた火のような痛快味にしか過ぎないことを想い、さしずめ、「まあそんなに思い詰めないでも、辛抱しているうちには、何とか道は拓 けて来ますよ」と云わないではいられなかった。 昨夜から今朝にかけて雪にな......
単語の意味
痛快(つうかい)
快味(かいみ)
痛快・・・とても愉快なこと。楽しくて気持ちがいいこと。
快味・・・きもちのいい感じ。心地よさ。心地いい味。おもしろみ。
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苦い清涼剤でも飲んだように胸のつかえを透 かしていた。
有島武郎 / 或る女
一重の皮を剥がれて、そのあとの生々しい肉が空気の中に浮き出されたような清爽な感じ
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
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まるで向日葵のような笑顔を向けて、パタパタと私の元に駆けてきた。それだけで最近多忙で沈みがちだった私の心は、パッと明るくなった。笑顔って本当にスポットライトみたいだと思う。
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 amazon
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翻弄されているような気がした。鼻先を爪ではじかれたような思いだった。
槇村 浩 / 愛の歌「間島パルチザンの歌―槇村浩詩集 (1964年)」に収録 amazon
安心のためか気が遠くなって打ち倒れた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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