TOP > 感覚表現 > 音の響き > 汽笛


カテゴリ検索 単語の意味
汽笛が、間を置いてヒュウ、ヒュウと聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:13% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
汽笛
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......本のマストだけが遠くに見えることがあった。煙草の煙ほどの煙が、波とすれずれに吹きちぎられて、飛んでいた。……波浪と叫喚のなかから、確かにその船が鳴らしているらしい汽笛が、間を置いてヒュウ、ヒュウと聞えた。が、次の瞬間、こっちがアプ、アプでもするように、谷底に転落して行った。  蟹工船には川崎船を八隻のせていた。船員も漁夫もそれを何千匹のふかのように、白い歯をむいて......
単語の意味
汽笛(きてき)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
ここに意味を表示
汽笛の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
(彼女たちは)一斉に鳴り出すオルガンみたいだった
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑 (1949年) (春陽堂文庫〈第54〉)」に収録 amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
ボートが浮かび、その高い帆柱が波のままに空中に弧を描いていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧 
乗り物 の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分