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子供のたどたどしい手紙
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:60% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......ると、あわてたように「糞壺」にかけ下りた。そして棚に大きな安坐 をかいて、その安坐の中で荷物を解いた。色々のものが出る。――側から母親がものを云って書かせた、自分の子供のたどたどしい手紙や、手拭、歯磨、楊子 、チリ紙、着物、それ等の合せ目から、思いがけなく妻の手紙が、重さでキチンと平べったくなって、出てきた。彼等はその何処からでも、陸にある「自家 ......
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東京の友達がみんな懐しがってくれるような手紙をいっぱい書こう。
林芙美子 / 新版 放浪記
女学生特有の甘い夢見たような手紙
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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右上がりのとがった文字だった。 サトウの字は昆虫のようだと、わたしはいつも思う。指先にのせると、足先に密集している小さな棘や、胸の硬い甲羅や、神経質に動く触角が皮膚をチクチク刺して気持ち悪い、そんな字だ。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
国定教科書の肉筆めいた楷書の活字。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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「道具・家具」カテゴリからランダム5
僕はズボンのポケットからショート・ホープの箱をとりだし、それを娘にさしだした。彼女はショート・パンツのポケットから手を出して煙草を一本抜きとり、しばらく珍しそうに眺めてから口にくわえた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女
花かごは受付カウンターの横に飾られていて、近くを通る人たちの顔をパッと明るく輝かせていた。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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封筒に私の夢を入れて、 そして私の言葉は七日間、空を飛ぶだろう。 彼の岸から、あなたを呼んでいます。 呼んでいます、送ります。極東からの愛を。 私のハートに羽根をつけて。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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