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路傍の人に対するようなよそよそしさ
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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他人行儀・よそよそしい
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前後の文章を含んだ引用
......落ち目になった夫人は年がいもなくしどろもどろになっていた。恐ろしいほどやさしく親切に葉子をあしらうかと思えば、皮肉らしくばか丁寧に物をいいかけたり、あるいは突然路傍の人に対するようなよそよそしさを装って見せたりした。死にかけた蛇 ののたうち回るのを見やる蛇使いのように、葉子は冷ややかにあざ笑いながら、夫人の心の葛藤 を見やっていた。 単調な船旅にあき果てて......
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他人行儀・よそよそしいの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
家の中には今までに感じなかったような空気が漂い始めている。疎外感にも似た、何となく遠巻きに見られているようなよそよそしい気配が雪見を包んでいる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
今までの無遠慮に隔てのない風はなく、いやに丁寧に改まって口をきくのである。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
路傍の人に対するようなよそよそしさ
有島武郎 / 或る女
一重の垣が二人の間に結ばれた様な気合になった。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
違う皮膚に違う内臓を包んで、夜寝るとき違う夢を見る遠い遠い他人を意識した。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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「性格・態度」カテゴリからランダム5
貴族的な残忍さではなく、人間が家畜や動物にもつ残忍さをその番人も持っている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
哲学者カントの如く時間に正確
井上 ひさし / モッキンポット師ふたたび amazon
イタリア人かと思うくらい、快楽や快適に 貪欲 で正直
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
空気のような執拗さで人々を浸し始めていた。
佐多 稲子 / くれない amazon
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