猿の腰掛けのような巨大な耳朶(みみたぶ)
坂口安吾 / 佐久の夕映「日本の文学〈第63〉坂口安吾,織田作之助,檀一雄 (1969年) 白痴・道鏡・堕落論・他6篇 夫婦善哉・放浪・世相・他5篇 花筐・佐久の夕映・誕生・他3篇」に収録 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
耳の色・雰囲気
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
耳朶・耳埵(みみたぶ・みみたぼ)
猿(さる)
耳朶・耳埵・・・1.耳の一部。耳の下のほうに垂れ下がった、柔らかいふくらみの部分。
2.(1の肉付きがいいのは福の相という俗説から)幸運なこと。
2.(1の肉付きがいいのは福の相という俗説から)幸運なこと。
猿・・・1.ヒト以外の霊長類の総称。人間に似た哺乳動物。後ろ足でたったり前足で物を握ったりできる。音が「去る」と同じで忌み嫌われ、反対の意味の「得る」からエテ(得手)と代替することもある。
2.雨戸の桟(さん)に取り付けた戸締り道具。
3.囲炉裏(いろり)の自在鉤(じざいかぎ)を上げてとめておく用具。
2.雨戸の桟(さん)に取り付けた戸締り道具。
3.囲炉裏(いろり)の自在鉤(じざいかぎ)を上げてとめておく用具。
ここに意味を表示
耳の色・雰囲気の表現・描写・類語(耳のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(耳専門の広告モデルの魅力的な耳の写真)それはまったく夢のような形をした耳だった。百パーセントの耳と言っていいだろう。拡大された人体の一部(もちろん性器も含めて)にこれほど強い力でひきつけられたのははじめての体験だった。それは僕に何かしら運命的な巨大な渦のようなものを思わせた。 あるカーブはあらゆる想像をこえた大胆さで画面を一気に横切り、あるカーブは秘密めいた細心さで一群の小さな翳を作りだし、あるカーブは古代の壁画のように無数の伝説を描きあげていた。耳たぶの滑らかさは全ての曲線を超え、そのふっくらとした肉のあつみは全ての生命を凌駕していた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
(耳は)右と左にひとつずつあって、同じ形をしている。取って合せれば二枚貝のようにピタリと合うに違いない。
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「耳」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
耳 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ