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見えない声が不明瞭になにか答えている。
梶井基次郎 / 冬の蠅 ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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小さな音・不鮮明な音
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前後の文章を含んだ引用
......「××さんはいないかよう!」 静かな空気を破って媚 めいた女の声が先ほどから岸で呼んでいた。ぼんやりした燈 りを睡 むそうに提げている百噸 あまりの汽船のともの方から、見えない声が不明瞭になにか答えている。それは重々しいバスである。 「いないのかよう。××さんは」 それはこの港に船の男を相手に媚 を売っている女らしく思える。私はその返事のバスに人ごとながら聴耳をたてた......
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小さな音・不鮮明な音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
綿で包んだような音がかすかにしている。
梶井基次郎 / 城のある町にて
見えない声が不明瞭になにか答えている。
梶井基次郎 / 冬の蠅
先ほどから人の声が自分の 耳朶 をかすめていることに気づいた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(音にかき消される)愛子の声は、高速道路に戻っていく車のタイヤの回転に、いとも簡単にからめとられる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
波の音かと思われる鼓(つづみ)や太鼓が浜風に伝わった。
徳田 秋声 / 縮図 amazon
耳に余る大きな音を立てて
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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