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遠い山々が雪が煙ると見えるような柔らかい乳色につつまれる
川端 康成 / 雪国 作品を確認(amazon)
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朝日・朝の光
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単語の意味
煙る・烟る(けむる・けぶる)
乳色(ちちいろ)
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
乳色・・・牛乳のような色。少し濁りのあるような白。乳白色。
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朝日・朝の光の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
銅(あかがね)を磨いたような朝日が、遠くの榎の大樹を染めていた。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
障子越しに差し込む朝日も生まれたての清潔さで
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ朝日・朝の光室内に差し込む光
段々陽のさしそめて来る港町
林芙美子 / 新版 放浪記
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
薄紫色の陰に沈んだ瓦屋根
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
恐ろしい夕焼けを見た。  一生、忘れない。  あの日の円盤に匹敵するすごさだった。心動かされた。生きていたのだ。  時間は生き物だ。  何の気なしに私たちは街中を歩いていた。南国のように透明で乾いた陽ざしが、オレンジを帯びつつあった。赤い空に、暗い町並みは影絵のように浮かびあがっていた。  しかしそれはほんの序曲だった。  私たちは普段、東京で夕空を見るとき「あっちの、はるか遠いほうで、何かきれいなことをやっているな」と思う。  TVの画面を見るように、パンフレットの絵画を見るように。  でも、それから数分間の間に見たことは全然違った。  手で触れるかと思った。  透明で、赤く柔らかで、巨大なエネルギーが、町や空気の目に見えない壁を通りぬけて押してくるような迫力だった。息苦しいほどの、生々しさだった。  一日は一日を終えるとき、何か大きくて 懐かしくて怖いほど美しいことをいちいち見せてから舞台を去っていくのだ、と思い知った。実感した。  町に、自分にしみ込んでくる。なめらかに溶けて、したたり落ちる。  そういう赤が刻々と色を変え、オーロラのように展開していく。  もっとも美しく透きとおったロゼのワインや、愛妻の頰の赤、そういったもののエッセンスが、西のほうからめくるめくスピードでぜいたくに迫ってきた。  路地のひとつひとつが、ひとりひとりの人の顔が。赤く照らされては満たされていく、激しい夕焼けだった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
太陽が照りつけて目を開けるのも困難
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ日差し・太陽光まぶしい・まぶしさ
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