日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 感覚表現 > 音の響き > 音楽

クリスマス・ソングのテープはそこで終わり、かたんという音ともに沈黙がやってきた

村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート（タクシーに乗った男）　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

音楽

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

音楽の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧ランダム５

ガラスのふちを叩くような明るく澄んだ音

阿部昭 / 阿部昭18の短篇（あこがれ）　amazon

ウェイン・ショーターの官能性の極みとでも言いたくなるようなテナー・サックスの音が、苦しいほどに長く尾を引いて彼を突き抜けていった。

平野啓一郎「ある男」に収録　amazon関連カテ笛・管楽器・吹奏楽器音楽

母親がわが子を抱えるようなあたたかい伴奏

石森延男 / コタンの口笛第2部　amazon

（盲目の女が奏でる暗く力強い三味線の音調）黄色い電灯の光が、三味線の音とともにじわじわ薄暗くなっていった。一滴だと透明なのに、むつみ合うと鉛色になる――盲目の女の手首の一振り一振りは、越前の海の雫に似て、この肌寒い部屋の空気をいっそう暗い冷たいものに変えていった。

宮本輝 / 螢川「螢川・泥の河（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ音楽演奏する・楽器を鳴らす

（ギター演奏）和声の断面はよく磨かれた鏡のように澄んでいる。音に漲る生気には客観性の優しさとでも言うべきものが仄めいていて、重厚さと軽やかさとが互いに手を引き合い、数多の声が幻影と共に美しく縒り合わされていた。

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ音楽演奏する・楽器を鳴らす

このカテゴリを全部見る

「音の響き」カテゴリからランダム５

どこからか材木を叩く音が――もともと高くもない音らしかったが、町の空へ「カーン、カーン」と反響した。

梶井基次郎 / 城のある町にて

音が死んでしまっている

村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon

『オズの魔法使い』のブリキ男のように体がきしんだ。

村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ関節痛軋み（きしみ）

トランクのように大きい風琴（ふうきん）

林芙美子 / 新版　放浪記

微かなせせらぎの音

同じカテゴリの表現一覧

音の響きの表現の一覧　

感覚表現大カテゴリ

表現の大区分