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もろい足の乱れが、何か柔らかいものに蹴つまずいた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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よろめく・ふらつく
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前後の文章を含んだ引用
......っているかとも感じられた。  遠く――回向院えこういん七刻ななつがうつつな耳に聞える。 「……あ。朝が来る」  雲霧は、よろりと、立った。  そして、力なく、土蔵の口へ歩きかけると、もろい足の乱れが、何か柔らかいものに蹴つまずいた。――はっと、薄氷を踏んだような寒さが、背ぼねを突きぬけて行った刹那せつなに、足の先から、息をふっ返した幼い一つの生命いのちが突然、火のついたように泣き出したのであった。 ......
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足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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よろめく・ふらつくの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
刀を杖に、よろめいてゆく
吉川英治 / 無宿人国記
臓腑(ぞうふ)が抜けたようになって、足もとがふらふらした。
宇野 千代 / 未練「宇野千代全集 第4巻」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(浴槽の中の女性)ひらがなの〝を〟の字のように 彎曲 した骨格
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
身を粉にしても働く
林芙美子 / 新版 放浪記
心臓が細かく震え出すのがわかった。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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