レストランの従業員出入口みたいな愛想のないガラス戸
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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門・扉・窓・戸
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......とはあるまいと思えるくらい無個性なホテルだった。その無個性さにはある種の形而上的な雰囲気さえ漂っていた。ネオンもなく大きな看板もなく、まともな玄関さえなかった。レストランの従業員出入口みたいな愛想のないガラス戸のわきに「ドルフィン・ホテル」と刻まれた銅板がはめこまれているだけだ。いるかの絵さえ描かれていなかった。 建物は五階建てだったが、それはまるで大型のマッチ箱を縦......
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門・扉・窓・戸の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ホワイトボード並みの大きな窓
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
(回転ドア)クルリクルリ、まるで水車のようだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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屋根だけの物置き場があって
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
元は老夫婦の家なので、一歩足を踏み入れただけで、視界から色が抜け落ちてしまったような感覚に襲われる。祐一が脱ぎ捨てた赤いスニーカーだけが、汚れてはいても、唯一、そこに明るい色を残す。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
呼び鈴のボタンを押した。奥から女の返事が聞こえ、やがて「どちら様でしょうか」と声がかかった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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