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二匹の小魔 が肉と骨との間にはいり込んで、肉を肩にあてて骨を踏んばって、うんと力任せに反 り上がるかと思われるほどの肩の凝り
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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筋肉が凝る、強張る、硬直する
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......も繰り返された。そうしてそのあとでは倉地の心はきっと野獣のようにさらにすさんでいた。葉子は不快きわまる病理的の憂鬱 に襲われた。静かに鈍く生命を脅かす腰部の痛み、二匹の小魔 が肉と骨との間にはいり込んで、肉を肩にあてて骨を踏んばって、うんと力任せに反 り上がるかと思われるほどの肩の凝り、だんだん鼓動を低めて行って、呼吸を苦しくして、今働きを止めるかとあやぶむと、一時に耳にまで音が聞こえるくらい激しく動き出す不規則な心臓の動作、もやもやと火の霧......
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筋肉が凝る、強張る、硬直する表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
五十キロの荷物をしょって山登りでもしたように、首筋から背中いっぱいに重いしこりがひろがる
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
肩が無闇と凝った。頭が重く、首筋を握ると、ジキジキと気持の悪い音がした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
筋肉がしこっていて、燃え残しの根株のように熱っぽい
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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熱病患者が冷たいものに触れた時のような不快な悪寒
有島武郎 / 或る女
彼女は何かにしっかり捉まりこの苦しい疲れる衝動を制したかった。
宮本百合子 / 伸子
綿のように疲れはてた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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