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危険の比喩を使った文章の一覧(24件)
鉄槌を鶏卵に打ちおろすような暴力
山田 美妙 / あぎなるど―フィリッピン独立戦話 amazon
紙が風に吹かれて自然に裏へひるがえるように、生から死へ無造作に身をひるがえしてしまう危険
椎名 麟三 / 美しい女 amazon
鱶(大形のサメ)がうようよ泳いでいるタンクの中へ飛び込むような、ばかげた真似
テネシー ウィリアムズ / 欲望という名の電車 amazon
わずかな眼の狂いが店の算盤(そろばん)を割るほど危ない勝負
山崎 豊子 / 暖簾 amazon
自分から青い淵に身投げするような危うい心境
石川 達三 / 独りきりの世界 amazon
子羊の群れに飢えた狼がまぎれこむような危険な状況
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
帝都の中央に放たれた虎のように危険
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
危険の立札を睨みながら、断崖スレスレに歩いているような毎日
佐藤 愛子 / 窓は茜色 amazon
風の強い闇夜に一本の竿でバランスをとりながら、綱渡りしているよう
三浦 朱門 / 犠牲 amazon
ようやくのことでその日の飯にありつくという、危うい綱渡りのような毎日
井上 ひさし / モッキンポット師ふたたび amazon
蚤(のみ)が潰されるような不断の危険に曝(さら)される
藤枝 静男 / 或る年の冬 或る年の夏 amazon
つるぎの刃の上を踏むよりも危険
司馬 遼太郎 / 最後の将軍 amazon
茨に囲まれた危うい立場に立つ思い
石川 達三 / 花のない季節 amazon
深い霧がかかっていたせいで、よく見えなかったかもしれませんが、実際には崖っぷちの、あとほんの数センチのところまで、あなた方は歩を進めていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
危険が重苦しい空気のように立ちこめて来る
福永 武彦 / 草の花 amazon
海賊みたいな乱暴もの
徳田 秋声 / 縮図 amazon
火に身を灼く虫のように、理想を追うてそんな危険をさえあえてしようとした
大原 富枝 / 婉という女 amazon
綱渡りでもしているかのような危い心地
牧野 信一 / ゼーロン amazon
その他の感覚を表す比喩表現
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