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量の比喩を使った文章の一覧(39件)
生まれ立ての仔牛の体のようにしおれてしまった
せきしろ / 去年ルノアールで 完全版 amazon
靴を脱いで放れば当たるといわれるほど数が多い
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
蚊の涙ほどのわずかなこと
宇野 千代 / おはん amazon
二日月の影のようにほのか
岡本 かの子 / 食魔 amazon
まるで消えかけた虹の命のように、かすかに、ほそぼそと続いている
曽野 綾子 / たまゆら amazon
中空には生徒の数に劣らない沢山の赤トンボが、まるでなにかの図案のように群れ飛んでいた。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
鳩のクソほどの興味もない
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
彼女の「とてもたくさん」という表現は、広い野原に見渡す限り生えているクローバーを想起させた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
家宅捜索に乗り込むように、車内を探りはじめた。 ミミズに大量の蟻がどっと纏わりつき、一気に解体するかのような、手際の良さとおぞましさ、問答無用の強い力を感じる。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
失業者は、驟雨を喰った河水のように都市に農村に氾濫した。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
唄は淋しく幾度かくりかえされて、蝋燭の灯のもえつきるようにやがてしずかに消えた。
田宮 虎彦 / 足摺岬 amazon
その音も、燈火を思わせるように、すぐに小さくなる。
石原 慎太郎 / 行為と死 (1967年) amazon
蛆(うじ)のように頭数の多い
平林 たい子 / 施療室にて「こういう女・施療室にて (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
希望と闘志が影のようにうすれて行った。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
町へ出ると日の丸だらけで、まぼしいくらいである。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
わっとやってきて、わっと去っていく。イナゴの大群のようなものか
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
その他の感覚を表す比喩表現
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