日本語表現インフォ > 比喩表現の一覧 > 風景の比喩 > 天災・荒れた天気の比喩表現
天災・荒れた天気の比喩を使った文章の一覧(25件)
虚空の隅々からあるだけの風を集めてたたきつけるような、ものすごい嵐
阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
海が怒りの表情を示す
阿刀田 高 / 恐怖コレクション amazon
羊水のような海が暗く騒ぐ気配を見せる
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
海が冷えて重々しい金属のような波に揺れ動く
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
海上に無数の棘のような白浪が立つ
森 瑶子 / 風物語 (角川文庫 amazon
白い猫がいっぱいかけまわっているみたいに、海一面が白く波立つ
松谷 みよ子 / オバケちゃん amazon
家が時化にあった漁船の帆柱みたいに揺れる
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
地震で地面が揺れるので、海上で波にもまれた者のように吐き気をもよおす
ダニエル・デフォー / ロビンソン・クルーソー amazon
地響きが地の底で大太鼓でも打つ不気味さで、少しずつ少しずつ大きくなり、まっしぐらに接近してくる
杉本 苑子 / 今昔物語ふぁんたじあ amazon
家をゆすって遠いかみなりのような地ひびきをさせ、なにかが通っていきました。
松谷 みよ子 / はと「黒い蝶・うさぎのてぶくろ ほか (松谷みよ子全集)」に収録 amazon
海は、白い牙をむいていた。
丹羽 文雄 / 顔 amazon
揺れというよりはうねりに近い。荒波の上に浮かんだ航空母艦の甲板を歩いているようだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
見るからに冷たそうな、濁った海が吠えたけり、丈余の白波が砂に砕けて、さながら絶望にとざされて『神よ、何のために我々を創ったのですか』とでも言いたげな風情だった。ここはもはや太平洋なのだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
ぺっちゃんこにつぶれたん。蟹をたたきつけたように
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
山が破裂するのではないかと思われるほど激しい山鳴り
井上靖 / 小磐梯 amazon
その他の風景を表す比喩表現
比喩表現のカテゴリ