日本語表現インフォ > 感情表現 > 声・口調 > 饒舌・喋りまくる
饒舌・喋りまくるの表現・描写・類語
油紙に火がついたように際限もなくしゃべる
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
藻のようにそよいでやまぬ女の舌
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
言葉が次々と、機械が旋回するように出てくる
司馬 遼太郎 / 最後の将軍 amazon
狐につかれたように、とめどもなくおしゃべりがはじまる
太宰 治 / 灯籠 amazon
小鳥がさえずるようにはばかりなくしゃべる
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
君は相変らず舌が達者だ。蝉のようによくしゃべる
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
杉村なんか放送局みたいにうるさい奴だし
平林彪吾 / 鶏飼いのコムミュニスト
一人で波のように切れ目なく喋った後
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
勢いを竜巻いて話して
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
滝のように迸 り出て来る正木博士の言葉
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
まったく喋るのが本当に好きだな、と久遠は頬を緩める。突発的な大洪水が発生して、数時間のうちに世界が沈んでしまうという時になっても、周りが許せば、響野は喜んで演説をぶつに違いない。「そんな沈んだ顔をしていると、沈んでしまいますよ」などとはじめるのだろう。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
彼は墻壁 の欠所 に吶喊 して来た。
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
(オーディオから流れる)軽快な曲に合わせるように、次から次に佳乃の口から言葉が溢れ出す。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
娘ははじめて自分の知識が真味 に私を悦 ばせるらしいのに、張合いを感じたらしく、口を継いで語った。
岡本かの子 / 河明り 青空文庫
とにかく誰かをつかまえて一日中喋り続けていた。それはもう、少しでも黙っていると息が止まってしまうのではないかという不安に突き上げられたような、切羽詰まった喋り方で、相手をする人間の神経を鉛のように疲れさせた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
唇の筋肉だけを絶え間なくくねらせながら(しゃべり続ける)
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
良枝はかれこれ一時間以上も、休みなくしゃべり続けている。はしゃいでいるふうにも見えるが、そうではあるまい。久しぶりに二人きりになって、良枝はまじめな会話を怖れている。
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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