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饒舌・喋りまくるの表現・描写・類語
あひるのように間断なく喋る
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
油紙に火がついたように際限もなくしゃべる
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
元気のいい饒舌に荒削りな野趣がある
三好 達治 / 詩を読む人のために amazon
藻のようにそよいでやまぬ女の舌
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
言葉が次々と、機械が旋回するように出てくる
司馬 遼太郎 / 最後の将軍 amazon
狐につかれたように、とめどもなくおしゃべりがはじまる
太宰 治 / 灯籠 amazon
小鳥がさえずるようにはばかりなくしゃべる
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
様々な人間がやってきて僕に語りかけ、まるで橋をわたるように音を立てて僕の上を通り過ぎ
村上 春樹 / 風の歌を聴け amazon
君は相変らず舌が達者だ。蝉のようによくしゃべる
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
急に口の緊(しま)りが解けたような気がして、恐ろしく雄弁になった。
久米 正雄 / 競漕 amazon
杉村なんか放送局みたいにうるさい奴だし
平林彪吾 / 鶏飼いのコムミュニスト
機銃掃射のように発せられる質問
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
14歳になった春、信じられないことだが、まるで堰を切ったように僕は突然しゃべり始めた。何をしゃべったのかまるで覚えてはいないが、14年間のブランクを埋め合わせるかのように僕は三ヵ月かけてしゃべりまくり
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
速射砲のような言葉の洪水
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
何かが憑依したように矢継ぎ早に語る。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
一人で波のように切れ目なく喋った後
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
わたしの中から言葉がわき出てくるようになった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
勢いを竜巻いて話して
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
ここにおるわたしに向けてしゃべってるというよりは、なんだかそもそもわたしが見えてすらないような感じがあり、それが大変にこの雰囲気の空振り感を増幅している
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
滝のように迸 り出て来る正木博士の言葉
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
早口ではあるが、舌を噛むこともなく喋りつづける。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
まったく喋るのが本当に好きだな、と久遠は頬を緩める。突発的な大洪水が発生して、数時間のうちに世界が沈んでしまうという時になっても、周りが許せば、響野は喜んで演説をぶつに違いない。「そんな沈んだ顔をしていると、沈んでしまいますよ」などとはじめるのだろう。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
彼は墻壁 の欠所 に吶喊 して来た。
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
(オーディオから流れる)軽快な曲に合わせるように、次から次に佳乃の口から言葉が溢れ出す。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
娘ははじめて自分の知識が真味 に私を悦 ばせるらしいのに、張合いを感じたらしく、口を継いで語った。
岡本かの子 / 河明り 青空文庫
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